【化粧下地】コントロールカラーの選び方とベースメイクを完璧にする方法
化粧下地はメイクに欠かせないアイテムですが、カラー選びに悩みがちです。この記事では、化粧下地のカラー選びのポイントやカラーによる効果、正しい使い方を解説します。メイクをより美しく仕上げるためには、化粧下地のカラー使いが重要です。
記事を読めば、自分に合った化粧下地のカラーがみつかります。化粧下地のカラー選びに悩んでいる方や、肌をより綺麗に見せたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
化粧下地とカラーの基礎知識
色のついた化粧下地は、コントロールカラーの役割も兼ね備えています。化粧下地とカラーの基礎知識については、以下を参照してください。
- 化粧下地はメイクのノリや持ちを良くする
- 化粧下地のカラーは全部で5色
化粧下地はメイクのノリや持ちを良くする
化粧下地は肌の表面をなめらかに整え、ファンデーションの密着度を高めてメイクのノリや持ちを良くします。毛穴やシミ、クマなどの肌悩みをカバーするため、ファンデーションやポイントメイクが綺麗に発色し、仕上がりが美しくなります。以下のような機能を兼ね備えている化粧下地を選ぶのもおすすめです。
- 皮脂の分泌のコントロール
- 保湿
- 日焼け止め
皮脂の分泌をコントロールする化粧下地は、脂性肌の方に適しています。保湿成分が含まれるものは乾燥肌の方におすすめです。日焼け止め成分が含まれている化粧下地は、日常的な紫外線対策としても有効です。
季節や肌質に合わせて適切な化粧下地を選ぶことで、メイクの仕上がりや持ちが大きく変わります。
化粧下地のカラーは全部で5色
化粧下地にはさまざまなカラーがあり、それぞれ異なる効果があります。化粧下地のカラーは、主に以下の5色です。
- ピンク
- イエロー
- グリーン
- パープル
- ベージュ
製品によって色味に多少の違いはありますが、基本は上記の5色です。それぞれのカラーを目的によって使い分けることで、メイクが理想の仕上がりになります。
化粧下地のカラー別効果
化粧下地のカラーにはそれぞれ役割があります。化粧下地のカラー別効果は、以下のとおりです。
- 血色感を高めたいならピンク
- クマやシミをカバーしたいならイエロー
- 顔の赤みが気になるならグリーン
- くすみが気になるならパープル
- 肌の色ムラが気になるならベージュ
血色感を高めたいならピンク
顔色を明るく見せたいなら、ピンクの化粧下地がおすすめです。ピンクは血色を良く見せてくれるため、顔色が悪いと感じたときや、くすみが気になるときに使うと効果的です。
ピンクは自然な血色感を得られ、健康的で生き生きとした肌色を演出できます。
ピンクは肌のツヤも引き立つため、素肌感を保ちながら美しい仕上がりになります。
クマやシミをカバーしたいならイエロー
イエローは、目の下のクマや頬のシミが気になる方におすすめのカラーです。クマやシミを自然にカバーし、目立たなくします。イエローの色味が肌の暗い部分を明るく見せ、自然なトーンに整えて明るい印象を与えます。
気になる部分にイエローの下地を少量塗り、上からファンデーションを重ねてください。カバー力が増し、均一な肌色になります。
顔の赤みが気になるならグリーン
ニキビや赤ら顔など、顔の赤みをカバーしたい方にはグリーンの化粧下地が適しています。グリーンは赤みをカバーして肌のトーンを均一にし、透明感をアップさせます。
頬や鼻の周りなど、赤みが強い部分を重点的に塗りましょう。顔の赤みを抑えたいときは、ぜひグリーンの化粧下地を取り入れてみてください。
くすみが気になるならパープル
くすみが気になる方は、パープルの化粧下地がおすすめです。パープルは黄みがかった肌を補正し、透明感をアップさせます。顔全体にパープルの化粧下地を薄く伸ばし、自然な明るさを演出しましょう。
パープルはハイライトとしても使えます。
パープルの化粧下地は色白の人にもおすすめのカラーです。パープルの化粧下地は、健康的で透明感のある肌に仕上がります。
肌の色ムラが気になるならベージュ
肌の色ムラが気になる方には、ベージュの化粧下地がおすすめです。肌の欠点を自然にカバーしながら健康的でナチュラルな印象に仕上がるため、どの肌色の方にもおすすめです。ナチュラルメイクや日常使いにも適しています。ベージュの化粧下地は簡単に使えるため、初心者でも取り入れやすいカラーです。
失敗しない化粧下地のカラー選び
化粧下地のカラーを選ぶときは、肌質や使用シーン、季節を考慮することが大切です。失敗しない化粧下地のカラー選びは、以下のとおりです。
- 肌質に合ったカラーを選ぶ
- 使用シーンに合わせて選ぶ
- 季節に応じたカラーを選ぶ
肌質に合ったカラーを選ぶ
化粧下地のカラーは、肌質との相性もあります。それぞれの肌質に合ったカラーは、以下のとおりです。
- 乾燥肌:保湿効果のあるピンクやベージュ
- 脂性肌:マットタイプのグリーンやパープル
- 混合肌:Tゾーンにグリーン、頬にピンクやイエロー
- 老化肌:シミやくすみにイエロー、頬にコーラルベージュやピンク
乾燥肌の方は肌の水分量が低下しているため、透明感が失われて肌がくすんで見えやすくなります。保湿成分を含む化粧下地で肌にうるおいを与えながら、ピンクやベージュのカラーで血色感を高めましょう。
脂性肌の方は、顔の赤みが目立ちやすい特徴があります。皮脂が過剰に分泌されることで肌が炎症を起こし、毛穴のまわりの皮膚が赤みを帯びるためです。マットな質感の化粧下地でテカリを抑えながら、グリーンやパープルのカラーで赤みをカバーすると良いでしょう。
混合肌の方は少し工夫が必要です。Tゾーンにはグリーン、頬にはピンクやイエローを使い、皮脂と乾燥のバランスを取ります。
老化肌の方も、気になる部分ごとにカラーを使い分けましょう。年齢を重ねるほどに肌の明るさが失われ、黄味が増すと言われています。イエローで気になるシミやくすみをカバーし、コーラルベージュやピンクで失いがちな血色感を補うのがおすすめです。
保湿効果の高い下地や、ほんのりパール感のある下地なら、みずみずしい肌を演出できます。
自分の肌質に合う化粧下地のカラーを選ぶ際、成分や質感との組み合わせも考慮しましょう。
カラー選びはメイクの仕上がりを左右するだけでなく、肌の健康も守ります。
使用シーンに合わせて選ぶ
使用シーンに合わせて化粧下地のカラーを選ぶことも大切です。シーンによって求める仕上がりや効果が異なるためです。シーン別のカラー選びのポイントは、以下を参考にしてください。
- オフィス:透明感のあるピンク
- 日常使い:肌馴染みの良いベージュ
- 特別な日:グリーンやパープル
オフィスには透明感のあるピンクがおすすめです。ピンク色は肌に自然な血色を与え、健康的な印象を与えます。ナチュラルメイクに仕上げたいときは、肌馴染みの良いベージュがおすすめです。ベージュは素肌感のあるメイクに最適で、自然な印象を保ちながら肌の色ムラをカバーします。
イベントなどの特別な日のメイクには、肌悩みをしっかりカバーしながら透明感が出るグリーンやパープルが効果的です。使用シーンに合わせて化粧下地のカラーを選ぶことで、どんな場面でも自信を持って美しい肌を演出できます。
季節に応じたカラーを選ぶ
季節ごとの肌の状態やトーンに合わせて化粧下地のカラーを調整すると、より美しい肌を保てます。季節に応じたカラー選びのポイントは、以下のとおりです。
- 春夏:グリーン、パープル
- 秋冬:ピンク、イエロー
春夏は、皮脂分泌の増加や強い日差しの影響で肌が赤くなりやすい季節です。グリーンやパープルで均一なトーンを維持しながら、フレッシュな印象を作りましょう。
SPF値を確認し、UVカット効果の高い化粧下地を選ぶのがおすすめです。
気温が低くなる秋冬は、血色感を高めるためにピンクやイエローを使いましょう。寒さで肌がくすみがちな季節でも、健康的な印象になります。湿度も低下して肌が乾燥しやすくなるため、保湿成分を含んだ化粧下地がおすすめです。
化粧下地の使い方とテクニック
化粧下地の使い方とテクニックは、以下を参照してください。
- 化粧下地は少量を均一に伸ばす
- 化粧下地とファンデーションの質感を合わせる
化粧下地は少量を均一に伸ばす
化粧下地を塗るときは、以下の手順で行います。
- 額、鼻、両頬、顎に少量ずつ置く
- 内側から外側に向かって伸ばす
- 細かい部分は丁寧に塗る
- 軽く叩き込むようにしてなじませる
化粧下地の使用量は製品の説明に書かれているとおりですが、おおよそパール粒大が目安です。少なすぎるとムラになり、多すぎるとファンデーションがよれる原因になります。乾燥肌の場合は一般的な量だと足りないことがあるため、様子をみながら少しずつ調整しましょう。
洗顔後に化粧水と乳液で肌を整えておくと、化粧下地がしっかり密着して持ちが良くなります。
化粧下地は指やスポンジを使って顔全体に均一に伸ばします。Tゾーン(額・鼻)は、やや薄めに塗ると崩れにくく、仕上がりも自然です。厚塗りを防ぎつつ密着度も高めたい場合は、スポンジの使用がおすすめです。目元や口元などの細かい部分には、専用のブラシを使うとムラなく綺麗に仕上がります。
化粧下地を塗った後は、少し時間を置いてからファンデーションを重ねましょう。上記の手順を守ることで、メイクの持ちが良くなり、仕上がりも美しくなります。
化粧下地とファンデーションの質感を合わせる
化粧下地とファンデーションの相性も重要です。質感や成分が合わないと、メイクが崩れやすくなったり、肌トラブルの原因になったりします。
化粧下地とファンデーションは、質感を合わせることがポイントです。油性の下地には油性のファンデーション、水性の下地には水性のファンデーションを選びましょう。異なる質感の組み合わせだとメイクがヨレやすくなります。
同じブランドの製品を選ぶこともおすすめです。同じブランドの化粧下地とファンデーションは、成分や使用感が統一されているため、相性が良い場合が多いです。
化粧下地とファンデーションの相性がいいと、メイクの持ちが良くなり、綺麗な仕上がりが続きます。
仕上がりの質感を揃えることも忘れてはいけません。マット仕上げの下地にツヤ感のあるファンデーションを重ねると、統一感がなくなります。同じ質感のアイテムを組み合わせることで、自然な仕上がりになります。化粧下地を購入するときは、ファンデーションとの相性も考慮して選んでください。
下地のカラー補正効果を活かすために、薄付きのファンデーションがおすすめです。
化粧下地のカラーに関するよくある質問
化粧下地のカラーに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- 一度に複数の色を使ってもいい?
- 化粧下地を使うタイミングは?
一度に複数の色を使ってもいい?
複数の色を一度に使うことは問題ありません。異なる色を組み合わせることで、肌のさまざまな悩みをカバーできます。赤みが気になる部分にはグリーン、血色を良く見せたい部分にはピンクを使用することで、理想的な肌作りが可能です。
色を混ぜることで、より自分の肌に合った自然な仕上がりになります。
ただし、色の使い方が偏りすぎると不自然に見えることもあるので、全体のバランスを見ながら調整することが大切です。正しい使い方を覚えれば、メイクの仕上がりが格段に良くなります。
化粧下地を使うタイミングは?
化粧下地を使うタイミングは、主に朝のスキンケア後、メイク前です。肌のトーンを整え、ファンデーションのノリや持ちを良くします。その他にも、大事な会議やデートがある日の使用がおすすめです。メイクが崩れにくいと、自信を持って一日を過ごせます。
まとめ
化粧下地は肌の状態を整え、メイクのノリや持ちを良くする役割があります。カラー別に異なる効果があるため、上手に使い分ければメイクの仕上がりが一段と良くなります。
ピンクは血色感を高めるため、顔色を良くしたいときにおすすめです。イエローはクマやシミをカバー、グリーンは赤みを抑え、パープルはくすみを解消、ベージュは色ムラを整えます。
肌質や使用シーン、季節に応じて適切なカラーを選びましょう。正しい塗り方とテクニックを使うことで、化粧下地の効果を最大限に引き出せます。複数の色を併用することもできるため、より自分の肌に合った使い方が可能です。この記事を参考にして化粧下地のカラーを使い分け、理想の肌を目指してください。