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ファンデーションで肌がカサカサに見える原因とは?対策方法も解説

ファンデーションで肌がカサカサに見える原因とは?対策方法も解説

ファンデーションを塗ったのに肌がカサカサになった経験がある人は多いです。せっかくメイクをしても、仕上がりが思わしくないと気分も下がってしまいます。ファンデーションで肌がカサカサに見える原因はさまざまです。適切な対策でなめらかな美肌を手に入れましょう。

本記事では、ファンデーションで肌がカサカサに見える原因と対策、応急処置、予防メイク方法を紹介します。正しい知識で美しいツヤ肌を目指しましょう。

ファンデーションで肌がカサカサに見える4つの原因

ファンデーションを塗った後に肌がカサカサになってしまう主な原因は、以下の4つです。

  • 肌が乾燥している
  • ファンデーションを厚塗りしている
  • ファンデーションと下地の相性が悪い
  • スキンケアができていない

肌が乾燥している

肌の乾燥はファンデーションがカサカサに見える最も一般的な原因です。乾燥肌の場合は肌の表面が粉を吹いたようになり、ファンデーションが均一に塗れません。乾燥の原因としては、以下のようなものが考えられます。

  • 空気の乾燥(特に冬場や空調の効いた室内)
  • 皮脂分泌の減少(加齢やホルモンバランスの変化)
  • 過度の洗顔や入浴(必要以上に皮脂を取り除いてしまう)
  • 紫外線や外的刺激によるダメージ
  • 水分不足や栄養バランスの偏り

東京の冬季の平均湿度は45%で、最低湿度は20%台になることもあります。乾燥した環境では、肌の水分が失われやすくなります。

1日の必要水分摂取量は体重1kgあたり約30mlで、60kgの人なら1日1.8リットルの水分摂取が目安です。必要な水分摂取量が下回ると肌の乾燥につながる可能性があります。

ファンデーションを厚塗りしている

ファンデーションの厚塗りもカサカサの原因です。厚塗りすると以下のような問題が生じます。

  • 肌への密着度が低下し、浮いた状態になる
  • 余分なファンデーションが粉っぽく見える
  • 肌本来の質感が失われる
  • 毛穴が詰まりやすくなる

厚塗りの目安としては、ファンデーションの量が500円玉1枚分を超える場合です。必要以上の量を使用すると、カバー力は上がっても自然な仕上がりは期待できません。

ファンデーションと下地の相性が悪い

ファンデーションと下地の相性も仕上がりに大きく影響します。相性が悪いと起こる問題は以下のとおりです。

  • ファンデーションが均一に広がらない
  • 時間の経過とともに化粧崩れが起こりやすい
  • 肌のテカリや乾燥が目立つ

油分の多い下地に水分の多いファンデーションを使うと、お互いをはじき合ってムラになりやすくなります。ファンデーションと下地のどちらも油分が多いと、テカリの原因になります。

スキンケアができていない

適切なスキンケアを行わないと起こる問題は以下のとおりです。

  • 古い角質が溜まり、肌表面が粗くなる
  • 肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなる
  • 肌のpHバランスが崩れ、トラブルが起きやすくなる

1日のスキンケアにかける時間が3分未満の場合、十分な保湿ができていない可能性があります。週に1回以上のピーリングケアを行わないと、古い角質が溜まりやすくなります。

ファンデーションで肌がカサカサに見える場合の対策

ファンデーションで肌がカサカサに見えるのを防ぐ対策は、以下の4つです。

  • スキンケアをしっかりする
  • 自分に合ったファンデーションを使う
  • 保湿力の高い化粧下地を使う
  • 肌の角質を整える

スキンケアをしっかりする

適切なスキンケアは、美しい肌を作る土台となります。以下の点に注意しながら、スキンケアを行いましょう。

クレンジングと洗顔
優しく丁寧に行い、必要以上に肌をこすらない。32~34度くらいのぬるま湯を使用し、熱すぎる湯は避ける。
化粧水
たっぷりと使用し、肌になじませる。手のひらで優しくパッティングするのがコツ。
美容液
肌悩みに合わせた美容液を選ぶ。少量を手のひらで温めてから塗布すると、肌に浸透しやすい。
乳液やクリーム
化粧水や美容液の有効成分を肌に閉じ込める役割がある。顔全体に薄く伸ばし、マッサージするように塗る。
日焼け止め
紫外線からの肌ダメージを防ぐ。紫外線のダメージを抑えるには「SPF30以上」「PA+++以上」のものを選ぶ。

スキンケアにかける時間も重要です。朝晩各5分程度、合計10分程度の時間をかけることで十分なケアができます。

自分に合ったファンデーションを使う

肌質や悩みに合ったファンデーションを選ぶことも、カサカサを防ぐ重要なポイントです。以下の点を考慮して自分に合ったファンデーションを選びましょう。

  • 乾燥肌:クリームやリキッドタイプ
  • 脂性肌:パウダータイプや油分の少ないリキッドタイプ
  • 混合肌:部分的に使い分けるか、バランスの取れたタイプ

乾燥肌の方がパウダーファンデーションを使用すると、肌の乾燥が目立ちやすくなります。保湿成分が豊富なクリームファンデーションを選ぶことで、しっとりとした仕上がりが期待できます。

季節感によって使用するファンデーションを分けるのもおすすめです。夏はさっぱり、冬にはしっとりとしたテクスチャーを使用します。

ファンデーションの色選びも重要です。自分の肌色より明るすぎるものを選ぶと、粉っぽく見える原因になります。顔の側面や首筋でテストし、肌に馴染むものを選びましょう。

保湿力の高い化粧下地を使う

化粧下地は、肌とファンデーションの間をつなぐ重要な役割を果たします。保湿力の高い下地を使用することで、ファンデーションのノリが良くなり、カサカサを防げます。以下のポイントを押さえて、適切な化粧下地を選びましょう。

  • 保湿成分を豊富に配合している
  • 美容液成分が配合されている

下地を選ぶ際は、ヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなどの保湿成分が含まれているか確認します。美容液成分が配合されているものも効果的です。テクスチャーは、乾燥肌の方はクリームタイプ、混合肌や脂性肌の方は、ジェルタイプがおすすめです。

最近の下地は毛穴カバー効果やくすみ改善効果などのタイプも出ているので、気になる症状に合わせた選択肢もあります。化粧下地と同ブランドのファンデーションを使うと相性が良い場合が多いです。

化粧下地の使用量は、顔全体で1円玉大程度(約0.5ml)が目安です。多すぎると逆効果になる可能性があるので注意しましょう。化粧下地を塗る際は、顔の中心から外側に向かって優しく伸ばします。指の腹を使って軽くたたくように塗ると、より肌になじみやすくなります。

肌の角質を整える

古い角質が溜まると肌表面が粗くなるのは、ファンデーションがカサカサに見える原因です。定期的に角質ケアを行うことで、なめらかな肌を維持しましょう。角質ケアの方法には以下のようなものがあります。

  • ピーリング剤
  • スクラブ洗顔
  • ピーリングパッド
  • 酵素洗顔
  • ホームケア美顔器

AHAやBHAなどの化学的ピーリング剤は、週1~2回程度の使用が目安です。肌質に合わせて濃度や頻度を調整してください。スクラブ洗顔は、物理的に古い角質を取り除きます。週1回程度の使用が目安です。強くこすりすぎないよう注意してください。

ピーリングパッドは、化学的ピーリングとふき取り効果を兼ねます。使用頻度は製品の指示に従うことです。酵素洗顔は、酵素の力で古い角質を分解します。肌に優しいタイプが多いので敏感肌の方にもおすすめです。ホームケア美顔器は、超音波やイオンの力で角質をケアします。使用方法を守り、過度な使用は避けましょう。

角質ケアを行う際は、いずれの方法においても肌の状態を見ながら適切な頻度で行うことが重要です。過度なケアは肌のバリア機能を低下させるので注意しましょう。

ファンデーションで肌がカサカサになったときの応急処置

メイク中や外出先で急にファンデーションがカサカサになってしまった場合、以下の応急処置が効果的です。

  • クリームを塗る
  • 乳液を塗る
  • リップクリームを塗る
  • ミストをかける

応急処置は、状況に応じて使い分けましょう。オフィスではミストが使いやすく、外出先では常に持ち歩けるリップクリームが便利です。自分に合った方法を知っておきましょう。

クリームを塗る

保湿クリームを使用することで、即座に潤いを与えられます。以下の手順で行いましょう。

  1. 手を清潔にする
  2. 少量のクリームを指先に取る
  3. カサカサしている部分に軽くタッピングするように塗る
  4. 余分なクリームはティッシュで軽く押さえて取る

クリームを選ぶ際は、オイルベースのものよりも水分ベースのものを選ぶとメイクの上からでも使いやすいです。無香料・無着色のものを選ぶと、肌トラブルのリスクを減らせます。クリームの使用量は5mm程度の極少量で十分です。多すぎるとメイクが崩れる原因になるので注意しましょう。

乳液を塗る

乳液はクリームよりも軽いテクスチャーで、メイクの上から使いやすい特徴があります。以下の手順で使用します。

  1. 清潔な手のひらに乳液を1プッシュ程度出す
  2. 手のひらで軽く温める
  3. カサカサしている部分に軽くプレスするように塗る
  4. 余分な乳液は、ティッシュで軽くおさえる

乳液を選ぶ際は、さっぱりとしたテクスチャーのものを選びましょう。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれているものがおすすめです。乳液は塗りすぎると、メイクが崩れやすくなります。顔全体で1円玉大程度の量を目安に使用しましょう。

リップクリームを塗る

リップクリームは唇用の保湿アイテムです。以下の手順を踏めば顔の部分的な乾燥対策にも使えます。

  1. リップクリームを清潔な指先に少量取る
  2. カサカサしている部分に、そっとタッピングするように塗る
  3. なじませたら、軽くティッシュで押さえる

リップクリームは保湿成分が濃縮されているため、少量で効果的です。ワセリンやシアバターが主成分のものが、保湿効果が高くおすすめです。リップクリームは油分が多いため、使いすぎるとメイクが崩れる原因になります。米粒1/2程度の極少量を使用しましょう。

ミストをかける

化粧水やミスト状の保湿スプレーを使用することで、手軽に潤いを補給可能です。以下の手順で使用します。

  1. 顔から20~30cm程度離す
  2. 目を閉じ、軽く吹きかける
  3. 手のひらで優しくプレスして、なじませる

ミストを選ぶ際は、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものがおすすめです。無香料・無着色のものを選ぶと、肌への負担が少なくなります。ミストをかけすぎるとメイクが落ちる原因になるので注意してください。2~3回程度の軽い噴霧を心がけましょう。

ファンデーションで肌がカサカサにならないためのメイク方法

美しい仕上がりを保つためには、適切なメイク方法も重要です。以下の4つのポイントに注目して、カサカサしないメイクを目指しましょう。

  • 化粧下地をしっかり肌になじませる
  • 乳液やフェイスオイルを混ぜる
  • 薄めのメイクを心がける
  • タッピングでファンデーションを塗る

上記のテクニックを組み合わせることで、カサカサしにくい美しい仕上がりを実現できます。自分の肌質や好みに合わせて、最適な方法を見つけていきましょう。

化粧下地をしっかり肌になじませる

化粧下地は、肌とファンデーションの橋渡し役です。しっかりと肌になじませることでファンデーションのノリが良くなり、カサカサを防げます。以下の手順で、化粧下地を肌になじませましょう。

  • 清潔な手のひらに化粧下地を適量出す
  • 手のひらで軽く温める
  • 顔の中心から外側に向かって、優しく広げる
  • 指の腹を使って、軽くたたくようになじませる
  • 特に乾燥しやすい目元や口元は丁寧になじませる

化粧下地を塗る際は、力を入れすぎないように注意しましょう。強くこすると、せっかくのスキンケアの効果が台無しです。化粧下地を塗ったあとは1~2分程度時間を置いてからファンデーションを塗ると、より密着度が高まります。

乳液やフェイスオイルを混ぜる

ファンデーションに乳液やフェイスオイルを混ぜることで、保湿効果を高められます。特に乾燥が気になる季節におすすめの方法です。以下の手順で行いましょう。

  1. 手の甲にファンデーションを出す
  2. ファンデーションの1/3量程度の乳液などを加える
  3. 指先で軽く混ぜ合わせる
  4. 顔全体に均一に塗布する

乳液を選ぶ際は、さっぱりとしたテクスチャーのものがおすすめです。フェイスオイルは、ホホバオイルやアルガンオイルなど、肌なじみの良いものを選びましょう。

注意点として、混ぜる量が多すぎるとカバー力が低下したり、化粧崩れの原因になったりする可能性があります。少量から試して、自分に合った配合を見つけることが大切です。

薄めのメイクを心がける

厚塗りは、カサカサの原因になりやすいです。薄めのメイクを心がけることで自然な仕上がりを保ちつつ、カサカサも防げます。以下のポイントを意識して、薄めのメイクを実践しましょう。

  • ファンデーションの量を控えめにする(5円玉大程度)
  • スポンジや指で薄く伸ばす
  • カバーが必要な部分は、コンシーラーを使用する
  • 部分的に重ね塗りする(Tゾーンや気になる部分のみ)

薄づきタイプのファンデーションを選んでも薄めのメイクをしやすくなります。BBクリームやCCクリームなど、軽いつけ心地の商品を選ぶのもおすすめです。ファンデーションを塗る前に、顔全体をよく観察することも大切です。実際に気になる部分だけをカバーすることで、ナチュラルな仕上がりを実現できます。

タッピングでファンデーションを塗る

ファンデーションを塗る際の塗り方も、仕上がりに大きく影響します。タッピング(叩くように塗る)テクニックを使うことで、ムラなく密着度の高い仕上がりが実現可能です。以下の手順でタッピングを行いましょう。

  1. スポンジまたは指にファンデーションを取る
  2. 顔の中心から外側に向かって、軽くたたくように塗る
  3. 特に鼻の周りや目の下など、凹凸のある部分は丁寧にタッピング
  4. 全体になじんだら、軽く押さえてなじませる

タッピングの強さは強すぎず、弱すぎずが理想的です。肌が跳ね返るくらいの軽い力で行いましょう。スポンジを使用する場合は、使用前に少し水で湿らせると、よりムラなく塗れます。スポンジから余分な水分は絞り出してから使用してください。

まとめ

ファンデーションで肌がカサカサに見える原因は、主に以下の4つでした。

  • 肌の乾燥
  • ファンデーションの厚塗り
  • ファンデーションと下地の相性の悪さ
  • 不十分なスキンケア

上記の問題に対処するために、以下の対策が効果的です。

  • スキンケアの見直し
  • 適切なファンデーションの選択
  • 保湿力の高い化粧下地の使用
  • 定期的な角質ケア

カサカサになってしまった場合の応急処置として、クリームや乳液の使用、リップクリームの活用、ミストの使用が有効です。以下のポイントを押さえましょう。

  • 化粧下地をしっかり肌になじませる
  • ファンデーションに乳液やフェイスオイルを混ぜる
  • 薄めのメイクを心がける
  • タッピング技術を使ってファンデーションを塗る

上記の知識と技術を駆使することで、カサカサのない美しい肌を保てます。美しい肌は日々のケアの積み重ねで作られます。今日からでも、少しずつでも新しい習慣を取り入れてみてください。