ファンデーションの使用期限に注意!保存方法と使い切るコツも解説
毎日使うファンデーションの使用期限が気になるポイントです。ファンデーションにも使用期限があります。期限切れのものを使うと肌トラブルが起こる可能性が高いです。
本記事では、ファンデーションの種類別使用期限や見分け方、正しい保存方法、使い切るコツを詳しく解説します。きれいな肌を保ちながら、ファンデーションを最後まで有効活用する方法を一緒に学びましょう。
ファンデーションに使用期限はあるのか
一般的なファンデーションの使用期限は、開封後1年程度です。未開封なら2〜3年が目安になります。ただし、使用期限は製品ごとに異なるので注意が必要です。
特に気を付けたいのは、リキッドやクリームタイプです。水分が多いため、細菌が繁殖しやすく劣化も早いとされています。パウダータイプは比較的長持ちしますが、清潔に保つことが大切です。
使用期限を過ぎたファンデーションを使うリスク
期限切れのファンデーションを使い続けると、さまざまな問題が起こる可能性があります。主なリスクは以下のとおりです。
- 肌荒れやアレルギー反応
- ニキビや吹き出物の発生
- 皮膚感染症のリスク増大
- メイクのノリや仕上がりの悪化
古くなったファンデーションは成分が劣化したり細菌が繁殖したりして、肌に刺激を与えます。期限切れのファンデーションを使い続けた結果、肌トラブルが起きやすくなります。
ファンデーションの効果の低下も避けられません。カバー力や色味が変わってしまい、思い通りのメイクができなくなってしまいます。健康な肌を保ち、きれいなメイクを楽しむためにも、ファンデーションの使用期限には気を付けましょう。
【種類別】ファンデーションの使用期限
ファンデーションの種類によって、使用期限や劣化のスピードは違います。以下にタイプごとの使用期限と劣化の目安を詳しく説明します。
- リキッドファンデーション
- クリームファンデーション
- パウダーファンデーション
- クッションファンデーション
リキッドファンデーション
リキッドファンデーションの使用期限は以下のとおりです。
- 開封後:6か月〜1年
- 未開封:2〜3年
リキッドファンデーションは、水分を多く含むため比較的劣化しやすいタイプです。劣化が進むとテクスチャーが変わり、均一に塗ることが難しくなります。高温多湿の場所での保管は避けましょう。
クリームファンデーション
クリームファンデーションの使用期限は以下のとおりです。
- 開封後:6か月〜1年
- 未開封:2〜3年
クリームファンデーションは、リキッドタイプに比べて少し水分が少ないが、劣化には気を付ける必要があります。他のタイプのファンデーションよりも保湿成分や栄養成分を多く含んでいるためです。指で直接触れることが多いため、雑菌の繁殖にも注意しましょう。
パウダーファンデーション
パウダーファンデーションの使用期限は以下のとおりです。
- 開封後:1〜2年
- 未開封:3年程度
パウダーファンデーションは、水分が少ないため他のタイプよりも比較的長持ちしますが、使用期限が過ぎれば劣化します。開封後に粉体が湿気を含んで固まりやすくなったり、カビが生えるリスクが高くなります。
クッションファンデーション
クッションファンデーションの使用期限は以下のとおりです。
- 開封後:6か月〜1年
- 未開封:2〜3年
クッションファンデーションは、リキッドファンデーションをクッションに染みこませたファンデーションです。顔に付けたパフをクッションに付けるため、顔のアクネ菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌がクッションに移ってしまいます。リキッドファンデと比べても水分量が多く、雑菌が繁殖しやすい環境です。
ファンデーションの使用期限を見極めるポイント
ファンデーションの使用期限を見極めるチェックポイントは以下の4つです。
- 異臭がする
- 色が変わる
- テクスチャーが変わる
- 分離が見られる
異臭がする
ファンデーションから変な匂いがする場合は、使うのを控えてください。ファンデーションには軽い香りがついていますが、明らかに違う匂いがする場合は劣化のサインです。具体的には、以下のような匂いに注意しましょう。
- 酸っぱい匂い
- かび臭さ
- 化学薬品のような強い匂い
上記のような匂いは、ファンデーションの成分が変質したり、細菌が繁殖したりしている可能性を示しています。
色が変わる
ファンデーションの色の変化も、劣化を示す重要なサインです。特に以下のような変化に注意してください。
- 全体的に濃くなる、または薄くなる
- 黄ばみや酸化による変色
- むらのある変色
色の変化は、ファンデーションの成分が酸化したり分解したりしている証拠です。変色したファンデーションを使うと、肌の色と合わなくなったり、シミやくすみをカバーする効果が落ちたりする可能性があります。
変色したファンデーションには有害な物質ができている可能性もあるため、肌への悪影響が考えられます。色の変化に気付いたら、新しいものに交換してください。
テクスチャーが変わる
以下のような、ファンデーションのテクスチャーの変化にも注意しましょう。
- リキッドタイプが水っぽくなる、固まる
- クリームタイプがべたつく、硬くなる
- パウダータイプが固まる、粉っぽくなる
テクスチャーの変化はファンデーションの成分が分離したり、水分が蒸発したりしている証拠です。肌になじみにくくなったり、ムラができやすくなったりします。テクスチャーの変化は細菌の繁殖が原因であることも多いため、使用を中止してください。
分離が見られる
ファンデーションに分離が見られる場合も、劣化のサインです。リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションでよく見られる現象です。分離の具体的な例としては以下のようなものがあります。
- 液体と油分が分かれている
- 上の方に透明な液体が浮いている
- 底の方に固形物が沈んでいる
分離が起こるとファンデーションの成分バランスが崩れ、本来の効果を発揮できません。分離した状態で使うと、肌への塗りムラが生じやすくなります。
分離はファンデーションの防腐剤が効果を失っている合図です。分離しているということは、細菌の繁殖リスクも高まっています。分離が見られたら、よく振って元に戻るかどうかを確認し、戻らない場合は使うのをやめましょう。
ファンデーションの正しい保存方法
ファンデーションを長持ちさせるためには、正しい保存方法を知ることが重要です。ファンデーションを適切に保管するポイントは以下の3つです。
- 適切な温度と湿度で保管する
- 直射日光を避ける
- 使用後はしっかりと蓋を閉める
適切な温度と湿度で保管する
ファンデーションの保管には、適切な温度と湿度の管理が欠かせません。以下のポイントに注意しましょう。
- 理想的な保管温度:15〜25℃
- 適切な湿度:50〜60%
高温多湿の環境は、ファンデーションの劣化を早める原因となります。特に夏場や湿度の高い時期には注意が必要です。具体的な保管場所としては、以下のような場所がおすすめです。
- 涼しい部屋の棚や引き出し
- エアコンの効いた部屋
- 温度変化の少ない場所
湿度が高い浴室や洗面所に置くのは避けましょう。窓際や日当たりの良い場所も、直射日光や温度変化の影響を受けるので避けてください。暖房器具の近くも高温になりやすいので注意が必要です。
直射日光を避ける
直射日光は、ファンデーションの品質を劣化させる大きな要因の1つです。紫外線がファンデーションの成分を分解し、変色や変質を引き起こす可能性があります。直射日光を避けるためには、以下のような点に注意しましょう。
- 窓際や日が当たる場所に置かない
- 外出時は日陰で保管する
- 遮光性のある容器や箱に入れて保管する
直射日光を避けることで、ファンデーションの色や質感を長く保てます。紫外線による成分の分解を防ぐことで、肌への悪影響も軽減できます。
使用後はしっかりと蓋を閉める
ファンデーションを使った後は、必ずしっかりと蓋を閉めましょう。蓋をきちんと閉めることで、以下のような効果が期待できます。
- 空気や湿気の侵入を防ぐ
- 雑菌の繁殖を抑える
- 成分の酸化を防ぐ
特にリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは、蓋の閉め忘れによる乾燥や変質に注意が必要です。パウダータイプのファンデーションも、蓋をしっかり閉めることで湿気を防ぎ、固まりを防止できます。クッションファンデーションは、内部のスポンジが乾燥しないよう、使った後は必ず密閉しましょう。
使った後の手入れとして、パフやブラシは定期的に洗うことが大切です。容器の縁についたファンデーションは毎回きれいに拭き取ることも忘れてはなりません。開封後は使用期限の目安を記入しておくことも大切です。
ファンデーションを使用期限が切れる前に使い切るコツ
ファンデーションを無駄にしないためには、使用期限内に使い切ることが大切です。上手に使い切るためには、以下のコツがあります。
- 毎日のメイクに組み込む
- ファンデーションを重ね塗りする
- 使い切るまで新しいものを購入しない
- 少量ずつ使ってメイク直しに利用する
- 自宅での軽いメイクに使う
- 顔以外にも利用する
毎日のメイクに組み込む
ファンデーションを使い切るための一番簡単な方法は、毎日のメイクルーティンに組み込むことです。以下のようなポイントを意識してみましょう。
- 朝のメイクで必ず使う
- 外出時だけでなく、在宅時もメイクを楽しむ
- 少量ずつ、こまめに使う習慣を付ける
毎日使えば自然と使用量が増え、期限内に使い切る可能性が高まります。
ファンデーションを重ね塗りする
ファンデーションの使用量を増やす方法として、重ね塗りがあります。外出時や特別なイベントの際に試してみましょう。重ね塗りは以下の方法で行います。
- 薄く2回塗りをする
- 気になる部分には念入りに塗る
- コンシーラーの代わりに使う
重ね塗りすれば、カバー力を高めると同時に使用量も増やせます。
使い切るまで新しいものを購入しない
新しいファンデーションの誘惑に負けそうになっても、手持ちのものを使い切ることを心がけましょう。気に入っているファンデーションを1つずつ使い切ることを意識します。使用中のファンデーションの残量を定期的にチェックする習慣を持つことで、買い忘れを防止できます。
少量ずつ使ってメイク直しに利用する
外出先でのメイク直しにも、手持ちのファンデーションを活用しましょう。活用するタイミングは以下のとおりです。
- 小分けの容器に入れて持ち歩く
- ティッシュで軽く押さえた後、薄く重ね付けする
- 部分的な化粧直しに使う
こまめなメイク直しで、少しずつ使用量を増やせます。
自宅での軽いメイクに使う
以下のような場面でも、ファンデーションを使う習慣を付けましょう。
- 休日のナチュラルメイクに使う
- オンライン会議の前に軽く塗る
- 散歩など、軽く外に出るときも使う
普段使わないような場面でも積極的に使うことで、女子力と使用頻度が上がります。
顔以外にも利用する
体の広い範囲に使うことで、使用量を増やせます。部位と使用方法は以下のとおりです。
- 首やデコルテのカバーに使う
- 腕や脚の傷跡を隠すのに使う
- ハンドクリームに少量混ぜて使う
上記のコツを実践すれば、ファンデーションを無駄なく効率的に使い切れます。使用期限を守りつつ、最後まで美しいメイクを楽しんでください。
ファンデーションの使用期限のよくある質問
ファンデーションの使用期限について、よくある疑問にお答えします。
冷蔵庫で保存すると使用期限は伸びる?
冷蔵庫でファンデーションを保存すると、使用期限を延ばせます。低温環境がファンデーションの成分の劣化を遅らせるからです。しかし、冷蔵庫の保存はあまりおすすめできません。
ファンデーションが乾燥しやすくなったり、結露で水分がついたりするからです。出し入れの際の温度変化でテクスチャーが変わってしまうこともあります。特別な理由がない限り、室温の安定した場所での保管がおすすめです。
開封後どのくらいで使い切るべき?
ファンデーションの種類によって、開封後の使用期限は異なります。一般的な目安は以下とおりです。
- リキッドファンデーション:6か月〜1年
- クリームファンデーション:6か月〜1年
- パウダーファンデーション:1〜2年
- クッションファンデーション:6か月〜1年
ただし、上記はあくまで目安の使用期限です。実際の使用環境や保存状態によって変わる可能性があります。開封後は、なるべく早めに使い切るのが安全です。
未開封の場合の使用期限は?
未開封のファンデーションの使用期限は、一般的に製造日から約3年です。ただし、製品によって異なる場合もあります。パッケージに記載された期限を必ず確認します。未開封でも以下の点には注意しましょう。
- 直射日光を避ける
- 高温多湿の場所で保管しない
- 製造日から3年以上経過したものは使用を控える
原則的に、購入後はなるべく早めに使用するべきです。
まとめ
ファンデーションの使用期限は、製品の種類や状態によって異なります。一般的な目安として、開封後は6か月〜2年、未開封の場合は製造日から3年程度です。
使用期限を過ぎたファンデーションを使うと、肌トラブルのリスクが高まります。異臭や色の変化、テクスチャーの変化、分離などが見られたら、使用を中止しましょう。ファンデーションを長持ちさせるため、以下の対策を実行します。
- 適切な温度と湿度での保管する
- 直射日光を避ける
- 使用後はしっかりと蓋を閉める
使用期限内に使い切るコツは、以下のとおりです。
- 毎日のメイクに組み込む
- 重ね塗りする
- メイク直しに利用する
- ボディメイクに活用する
ファンデーションは肌に直接触れる化粧品です。使用期限を守り、適切に保管・使用することで、美しく健康的な肌を保ちましょう。